パビリオンの外観が完成!竣工セレモニーを実施しました

北欧パビリオンは、大阪・関西万博の開幕まで約40日となる2月末に竣工を迎えました。これを記念して、2025年3月3日(月)に竣工セレモニーを実施しました。
大阪・関西万博の海外パビリオンの中では4番目の竣工となります。北欧パビリオンは2024年5月21日(火)に着工し、約9か月での完成となりました。現在内部の展示やインテリアの設営作業に取り掛かっています。
本セレモニーでは、北欧パビリオン代表より、建設チームの皆さまにデンマークで誕生した北欧ブランドのレゴで作られた花束をお渡しし、感謝をお伝えしました。建設に携わった関係者への感謝を表すとともに、北欧デザインの哲学を象徴する、シンプルで洗練されたパビリオンの全貌も明らかになりました。セレモニー終了後は、メディアの皆さま向けにパビリオン内部を初公開し、北欧諸国の共通のビジョンを体感していただく機会となりました。
フィン・クリスチャン・オーモッド(ノルウェー政府代表/コミッショナー・ジェネラル)
「この北欧パビリオンは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンという5カ国が一体となり、私たちが共有する価値観と未来への挑戦を象徴する場です。私たちは、持続可能性やイノベーションといったテーマに対する共通の課題への取り組みを通じて、より良い未来を築くためのグローバルな対話を促進することを目指しています。このパビリオンが、世界中の来場者にインスピレーションを与え、私たち全員が持続可能な社会の実現に向けて共に歩むための新たな一歩となることを願っています。ここ大阪から発信される北欧のメッセージが、より良い未来への道を照らす光となることを確信しています。」
ニタ・ピルカマ(フィンランド政府代表/コミッショナー・ジェネラル)
「この北欧パビリオンは、私たち5カ国が連携し、世界に向けてイノベーションや環境への責任の重要性を訴えるための場として作られました。特に、持続可能な社会の実現における北欧諸国の取り組みは、気候変動、資源の効率的な利用、食品安全などのグローバルな課題に対する解決策の一端を示しています。私たちはこのパビリオンを通じて、訪れるすべての方々に新たな視点を提供し、日本および世界各国との交流と協力の可能性を広げていきたいと考えています。共感と協力を基盤とした未来に向けた一歩を、ここから共に踏み出しましょう。」
ダグ・オラブ・コッペルビク(プロジェクトディレクター)
「この北欧パビリオンの建設は、ただの建築プロジェクトではありませんでした。それは、5カ国が共通のビジョンを掲げ、文化的背景や専門分野の違いを超えて協力し合うコラボレーションに向けたスタート地点です。建設初期から竣工まで、多くの挑戦がありましたが、全ての関係者、特に現場で尽力いただいた建設チームの皆さまの専門知識と情熱なくしては、この成果は実現できませんでした。建設チームの毎日の努力に、心から感謝申し上げます。このパビリオンは、北欧のデザイン哲学とサステナビリティが融合した象徴的な空間となり、訪れるすべての方々に特別な体験を提供することを願っています。北欧からのインスピレーションをどうぞお楽しみに。」
大阪・関西万博で皆さまとお会いできる日を心より楽しみにしております。